産後夫婦仲が悪い、離婚早まらないで。

産後クライシス：夫婦で乗り越えるために知っておきたいこと

こんにちは、皆さん。今日は「産後クライシス」についてお話ししたいと思います。

産後クライシスとは、出産後に夫婦関係が悪化する現象を指し、多くの家庭が直面する可能性があります。産後クライシスが原因で離婚に至ることもあります。私も産後クライシスの経験者の1人です。産後クライシスの原因と、夫婦で乗り越えるための対策を紹介します。

産後クライシスの原因

睡眠不足と疲労：新生児の世話は24時間体制で行われるため、母親も父親も睡眠不足に陥りやすく、疲労が蓄積します。これがストレスとなり、夫婦関係に影響を与えることがあります。大きな原因の一つです。
役割分担の不均衡：家事や育児の負担が一方に偏ると、不満が溜まりやすくなります。特に、母親が育児や家事を一手に引き受ける状況が続くと「私だけ辛い思いをしている。」と妻の中で夫婦間に不平等感を感じてしまいます。
コミュニケーション不足：忙しい育児生活の中で、夫婦間のコミュニケーションが減少することがあります。お互いの気持ちや考えを共有する時間が減ることで、すれ違いが生じやすくなります。
ホルモンバランスの変化：これが1番の原因です。出産後、母親のホルモンバランスが大きく変化し、気分の浮き沈みが激しくなることがあります。この影響で感情の起伏が激しくなり、夫婦関係に緊張が生じることがあります。
生活の変化への適応：出産後の生活は大きく変わります。夫婦ともに新しい役割や責任を受け入れる必要があり、その変化に適応するのが難しいと感じることがあります。

産後クライシスを乗り越えるための対策

お互いに感謝の気持ちを伝える
日々の小さな努力やサポートに対して、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。感謝の言葉がけが、お互いのモチベーションを高め、良好な関係を保つ助けになります。イライラしているとなかなか伝えづらいですが、直接ではなく、LINEのスタンプひとつ送るのでも良いと思います。
役割分担の見直し
家事や育児の負担が一方に偏りすぎないよう、役割分担を見直しましょう。全てを平等にする必要はありません。何かひとつでも家事を担当してもらうと負担が軽減されます。
定期的なコミュニケーションの時間を持つ
忙しい中でも、定期的に夫婦で話し合う時間を持ちましょう。特にワンオペ中は孤独な気分になりがちです。その日あったことをお互いに報告することでもコミュニケーションになります。一方的だと聞き役ばっかりで「こっちも仕事で大変だったのに。」となってしまいます。お互いの気持ちを共有し、讃え合う関係でいられると違いを防ぎます。
休息とリフレッシュの時間を確保する
夫婦それぞれがリフレッシュできる時間を持つことが大切です。育児に休みの日はありません。そのため疲れも溜まりやすいです。リフレッシュの時間や機会も夫婦で不平等と感じることあります。私のおすすめは子供が寝ている時は自分の時間と考え、家事など進めない、自分も休息時間にし、上手に休息を取ることです。夫婦で話し合い、2人の休息時間を考えることはとても大切です。
第三者のサポートを利用する
育児や家事の負担が大きい場合、第三者のサポートを利用するのも一つの手です。頼れるものがあるなら、ありがたく頼りましょう。市によっては一時預かり所に預けられるところもあります。またたまには家事も代行サービスなど利用して負担軽減するのもありです。
お互いの気持ちを尊重する
産後のホルモンバランスの変化や、生活の変化によるストレスを理解し、お互いの気持ちを尊重しましょう。特に、母親の感情の変化に対して、夫が理解を示すことが重要です。ホルモンバランスの変化については理解が難しいものです。夫に「今はこういう時期なのです。ホルモンが私をこうするのです。」と伝えておくといいでしょう。

最後に

産後クライシスは多くの家庭で起こり得る問題ですが、夫婦で協力し、対策を講じることで乗り越えることができます。産後クライシス期間は2〜3年と言われていますが、私の場合一旦、ホルモンバランスは9ヶ月頃には落ち着きました。時間が解決してくれることもあります。皆さん簡単に結婚、出産を決めたわけではないと思います。妊娠、出産を経て母は強くなります。産後クライシスは父を強くしてくれます。夫婦一緒に強くなり、子供を育てていくのです。なのでどうか早まらず、お互いの気持ちを尊重し、感謝の気持ちを忘れずに、良好な関係を築いていきましょう。皆さんの参考になれば幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。

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